第12回配送業雑学講座

第12回配送業雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社PRO・STAGE、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~確認事項~

ということで、今回は、配送業務において重要な7つの確認事項を深く解説します。

 

【配送品質は“確認”で決まる】

現場で押さえておきたい配送業における確認事項のすべて

配送という仕事は、一見「荷物を運ぶだけ」のように見えて、その裏側には多くの確認・判断・対応の連続があります。

実際、配送クレームの多くは「確認不足」が原因。
そのため、現場で“当たり前”と思われがちな確認作業を、いかに確実に行うかが品質・効率・安全のすべてを左右します。


配送前の確認事項(積込み・出発前)


✅ 1. 積荷の確認

  • 伝票と実物の照合(個数・サイズ・荷姿)

  • 壊れやすい荷物/温度管理が必要な商品(精密機器、生鮮品など)の確認

  • 着時間指定・置き配指示の有無

📌 「積み忘れ」「違う荷物を積んだ」は最も多いトラブル原因。Wチェック体制が理想。


✅ 2. 配送ルート・納品順の確認

  • 最短ルート or 優先納品順(納品時間指定・交通状況を考慮)

  • 渋滞・通行止め情報、天候予測の確認

  • 高さ制限・車両進入禁止区域の事前チェック

🗺️ 無駄な走行や納品遅延を防ぐには、出発前のルート確認が命です。


✅ 3. 車両点検・安全確認

  • タイヤの空気圧/オイル・水/ライト・ブレーキの確認

  • 荷崩れ防止のためのラッシング・固定具の使用

  • 配送端末やスマホ、電池残量のチェック

🔧 車両トラブル=納品遅延に直結。運行管理者との連携も大切です。


配送中の確認事項(運転・納品時)


✅ 4. 到着前の連絡と現地状況の確認

  • 時間指定がある場合、5〜10分前に到着連絡を行う(企業納品では特に重要)

  • 荷受人の在宅/担当者の確認

  • 現地の駐車位置や搬入ルートの確認

📞 不在や受け取り拒否のリスクを防ぎ、スムーズな受け渡しが可能になります。


✅ 5. 荷下ろし時のチェックポイント

  • 荷物の外装破損/濡れ/荷崩れがないかの最終確認

  • 商品の伝票との照合(バーコード読み取り/手書きサイン対応)

  • 指定場所・方法への納品(置き配・カゴ車入替・棚入れなど)

📦 受け取り側の第一印象は、荷物の状態と応対で決まります。


✅ 6. サイン・受領確認の徹底

  • 受領印・サインのもらい忘れ防止(手書き/電子受領)

  • 時間・受け渡し者の記録(誰に渡したかを明確に)

  • 再配達になる場合の対応(理由/次回希望時間の記録)

💡 これがないと「届いていない」「受け取っていない」というクレームの火種になります。


配送後の確認事項(帰庫・報告)


✅ 7. 帰庫時の業務報告・不備チェック

  • 配送件数・未納品件数の報告

  • クレーム・要望のフィードバック(例:常温品が冷えていた、ドライバー対応が良かったなど)

  • 伝票・納品書・未納荷物の提出/再配達の予定確認

📋 現場の声を次回に活かすことで、サービス品質の改善が可能になります。


トラブルを防ぐ「確認文化」のすすめ

配送業務はスピードが求められる反面、焦りや慣れがトラブルの元になります。
だからこそ、「確認することを習慣にする」ための仕組みづくりが重要です。

■ 現場で実践したい取り組み

  • チェックリストの導入(紙・アプリどちらでも可)

  • 朝礼での指差し確認訓練(ドライバー意識の統一)

  • 教育マニュアルの整備(新人〜ベテランまで基準統一)

  • ✅ 再配達・事故の“原因分析会”でチーム改善

📈 「確認したつもり」から、「確認したという証拠」へ意識を変えるのがポイント。


確認は、“信用”を運ぶための第一歩

配送の仕事とは、単にモノを届けるだけではありません。
それは「信用」「品質」「企業の顔」を一緒に届ける、大切な役割です。

そしてその信頼は、日々の小さな確認の積み重ねで守られています。

  • 配送前の荷物チェック

  • ルートと時間の確認

  • 丁寧な受け渡し対応

  • 報告とフィードバック

このすべてを大切にすることが、「また頼みたい」と思われる配送業者への道です。

 

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